名作集第2部 ストーリー 解答募集は終了しました
名作集第2部 ストーリー 解答募集終了
コメントやメールでの投稿ありがとうございました。
正解はストーリーの最終回として掲載しました。
見事正解された方は、
- プークスクスさん(最初の正解、最終ヒント前)
- どみのさん
- relakkuma さん
の3名でした!おめでとうございます!!
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正解はストーリーの最終回として掲載しました。
見事正解された方は、
の3名でした!おめでとうございます!!
図書院から飛び出したミスティアは、北の森を目指してまっすぐに飛んでいきます。
ミスティア
(並べ方の秘密は、オーブの色と、魔法文字で表したときの真(まこと)の名前、)
(誰かがくれたオーブは、ゴールドでもコハクでもなく、アンバーオーブで、)
(それ以外のオーブも、本当の色が真の名前、)
(パープルオーブの紫は、ライラックの花の色、)
(ピンクオーブの赤紫は、夕焼けのマゼンタ、)
(……やっぱり王様は知ってたんだ。)
あれから半月後、ミスティアは、王城の自分の部屋で寝転がっていました。
オーブの並べ方の手がかりが掴みきれず、
運試しのつもりで何度か適当にオーブを並べてはみたものの成果はなし。
ミスティア
「あーあ、なんかテンション下がるなぁ。王様たちも全然助けてくれないし……。
ん?なんか変よね?これって宝物のオーブだよね?
それを全部見つけたんだから、もっと大騒ぎになってもおかしくないと思うんだけど、
お城の中ですらオーブのことは全然話題になってないみたい……。なんでだろ……、
んーー、考えてもわかんない!」
そう言いながらミスティアが手足を大の字に伸ばすと、
手がぶつかって近くの本の山が崩れてしまいました。
ミスティア
「痛っ! ……あ、これ図書院でずっと前に借りた本だ……返すの忘れてた。
これを読んで、王国を冒険したいって思ったんだっけ……。」
(私もオーブは集めたけど、この本のお話みたいには行かなかったなぁ。
お話に出てくる宝石みたいな不思議なパワーは授けてくれなかったし、
並べ替えたって……。……並べ替えたら……?)
(私が持ってるのは、ブルー、シルバー、パープル、イエロー、それからコハクとピンク。
……3つはある……。……コハク色って魔法文字の綴りはどうなるんだろ……)
急いで起き上がり、本棚から魔法文字辞典を取り出したミスティアは、つぶやきながらページをめくっていきます。
「く……け……こ……こさ……こほ、あ、行きすぎた、
……こへ……こは…こはく色、あった、ってもしかして本当にそうなの?」
「残りの2つが……と……だったらいいんだから……この辞典じゃダメ!図書院に行けばきっと……」
借りっぱなしの本を残して、飛び出すように部屋を出て行きました。
~図書院~
図書院長
「おや、ミスティアさん、お久しぶり。そんなに急いでどうしたんですか。」
ミスティア
「ちょっと探してる本があって……。はいこれ入館証。」
図書院長
「……どうやら延滞になっている本がありますね。それもものすごく長い期間。
規則だと本を返すまで入館はできないことに――」
ミスティア
「そこを何とかお願い!今日だけ! 借りっぱなしでごめんなさい!すぐ返しにくるから!」
図書院長
「仕方ないですね、特別ですよ。それと図書院の中では走らないように、ってちょっとミスティアさん!」
頼み込んで何とか入館させてもらうと、制止も聞かず一目散に魔法学の書架へ。
並ぶ事典の中から、色に関する一冊を引き出して広げます。
「まずは……の色……あった! それから……これもある!! 分かった!!!」
(次回に続く)
※ストーリー中の以下の表現を変更しました。
図書館と図書院の区別があいまいだった部分の明確化です。
オーブの謎解きには影響しません。
#1 ミスティアのセリフ 「図書館→図書院」
#3 ミスティアのセリフ 「図書院→文献調査」
お城から駆け出しながらミスティアは考えていました。
ミスティア
(私の勘だけど、お城のみんなの答えって、何か私に隠し事をしてる気がするのよね……)
そのまま城を出てしばらく歩いていると、道の向こう側から又三郎が歩いてくるのが見えました。
ミスティア
「あっ、又三郎のおにーさん! ちょうどよかった! 実はね……!」
又三郎
「それは凄いですね。商人としてそのような貴重な品物をこの目で見てみたいものです……
え?ミスティアさんが今お持ちなのですか。ほう……これがオーブ……ふむ……ん?」
ミスティア
「どうかしたの?」
又三郎
「いえ、たいしたことではありませんが……。
ミスティアさんがゴールドオーブと呼んでいるオーブですが、材質は、金ではなくて、
樹脂が固まったコハクという宝石ですね。色合いも本物の金とは少し違います。
あ、でもとてもきれいなオーブであることには変わりませんよ。」
ミスティア
「今までずっと金で出来てると思ってた……。じゃぁシルバーオーブも銀じゃないの?」
又三郎
「ちょっと貸していただけますか……、ふむ……これには、本物の銀が使われていますね。」
ミスティア
「??? オーブを作った誰かが、金は高くて買えなかったとか?」
又三郎
「はは、ミスティアさんは想像力が豊かですね。さて、すみません、次の取引の時間が近いもので、今日はこれにて。」
そう言って、又三郎はお城のほうへ歩き去っていきました。
ミスティア
(……今日からこれはコハクオーブって呼ぼっと。)
(次回に続く)
全部のオーブを見つけたものの、その並べ方が分からなかったミスティアは、
王様のところに相談に来ていました。
ミスティア
「……というわけなの。」
王様
「オーブを全て手にしたのは素晴らしい働きであった。並べ方の手がかりだが、
オーブの名前の――えー、コホン、オーブの謎については王家の間でも明らかにはなっていないのだ。
城の皆の者に聞いて回るが良いだろう。」
ミスティア
「え?今なんか言おうとしなかった?」
王様
「いや、何も言っておらんぞ。城の皆の者に聞いて回るが良い。」
不審に思ってジトっと王様を見つめるミスティアでしたが、
王様は目を逸らして、城の者に聞いて回れ、と繰り返すばかり。
ミスティア
(むー。あやしい……、ま、しょうがないから他の人に聞いてみよ……)
◇ ◇ ◇
ミスティア
「……という状況なの。大臣さん、何か知ってる?」
大臣
「宝物の類なら商人あたりが詳しいでしょう。出入りの商人にでも聞いてみることですな。」
◇ ◇ ◇
ミスティア
「……という状況なの。どうしたらいいかなぁ?」
首席顧問
「光を発したことや、台座があることから、オーブというのは魔具に違いありません。
しかし、オーブ集めも結構ですが、魔法の基礎修練が疎かになってはいませんか。
魔法文字の習熟や、真の名を覚えることなど、
ミスティアさんは魔法使いとしてまだまだ学ばなければいけないことがたくさんある時期なのですよ。」
ミスティア
(やばい、これはお説教モード!?)
「あっ、あの、教えてくれてどうもありがとう! 私そろそろ行かなくっちゃ!」
(次回に続く)
夜空の大きな満月を、ホウキに乗った女の子の影が横切っていきます。
カバンから放たれる光の線に沿って、王国を北へと飛んでいくミスティア。
光の道は少しずつ高度を下げ、着いた先は森の中の小さな空き地。
自然の風景の中に、人工物とはっきりわかる、白い柱のようなものが見えました。
地上に降りて近づいてみると、それは大理石でできた台座でした。
台座はミスティアの肩ほどの高さで、天面は丸く緩やかに窪んでいます。
そして同じような台座が、全部で横に6つ、月明かりを浴びて静かに立ち並びます。
台座の手前の地面には、魔法文字で書かれた石版が。それにはこう書いてあります。
『正しき名のオーブを 正しき台座に捧げよ』
ミスティア
「私の持ってるオーブを、この台座に置けば……。
どうなるかは王様の話をよく覚えてないけど、王室に伝わる宝物でも出てくるのかな?
でも順番はどうしたらいいんだろう……。」
石版や台座、それに周りの地面を調べてみましたが、特に手がかりは見つかりません。
オーブを置くと何が起きるのか、間違って置いても大丈夫なのか、不安が頭をよぎりましたが、
大きなミステリーを前にして、オーブを置いてみたい気持ちはどんどん高まります。
「……よし決めた、1回だけ試してみよう。ダメだったらお城に帰って王様に相談。」
「オーブの置き方は……左の台座から、手に入れた順で……
まずは図書院でもらったブルーオーブ。
次は、お姉さんが助けてくれたシルバーオーブ。
それからギルドで旅日誌と交換したパープルオーブ。
伯爵のお屋敷で見つけたイエローオーブに、
ステージを作っていたら誰かが置いてくれてたゴールドオーブ。
最後はさっき手に入れたピンクオーブ!」
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6つのオーブを置いた瞬間、さっと下がって身構えたミスティアでしたが、何も起こりません。
木の葉がこすれる小さな音が聞こえるほど、辺りは静かなまま。
「……ま、当たるわけないよね。
全部の組み合わせっていくつあるんだろ、
えっと……こういうの苦手……6かける5かける……720もあるの!?
ムリ!今日は帰る!」
夜空に浮かぶ満月を、さっきと同じ形の影が、今度は反対に横切っていきました。
これにて謎を解くカギは出揃った
ミスティアよりも先に、正しき名のオーブを、正しき台座に捧げよ
太陽が天の半球を下っていく間、ミスティアはひたすら足場を組み立てていました。
絡まり合うツタが邪魔をして、思うように物を運ぶことができません。
そのせいで、積み上げたオブジェの順番をほんの少し入れ替えるためだけに、
櫓のほとんど全部を解体して、また組み上げ直しです。
自分が正しい方向に進んでいるのか、それとも同じことを繰り返しているだけなのか、
先の見えない不安と闘いながら、持てる知恵を総動員して作業を進めるミスティア。
何度も何度も失敗しながらも、
ミスティア
(あきらめたらそこで試合終了だって、誰かが言ったよね)
そうして影がいよいよ長くなってきた頃、
遂に、城の上までモノを運べるルートが完成しました。
櫓を組み上げるのにかかった時間も、試行錯誤の回数も、使った技術の高度さも、すべてが一番。
感動のひとときです。
要塞の真ん中にずっと納められていたバルーンは、構築したルートに沿って運び上げられ、城の最上部でミスティアの足場となります。
そこからツタに飛び移ってみると、ツタの隙間に最後のオーブが!!
「あった!! 最後のオーブは……透明?」
オーブは無色透明。せっかく見つけたのに、ツタにぴったりと貼りついて剥がれません。
オーブの横には小さなメモが。
『天が染まる時を待て』
「何だろう…? とりあえずここで待っていればいいのかな?」
―― ここは天空城のさらに上、みすばる王国を見渡す特等席 ――
図書院、
曠然たる十二堂、
ヒンデミット伯爵邸、
探検隊ギルド……。
王国を一望しながら、旅の記憶に思いを馳せるミスティア。
明るい紺だった夕空は、いつの間にか赤味が混じり、その色合いを刻々と変えていきます。
雲は始めオレンジに輝き、遠く親子熊連峰が黒に染まり、
地平線に迫る夕日は紫を湛え……そのときオーブが突然、
まるで空をそのまま吸収したかのように色づきました。
手を伸ばすと、今度はツタからすっと外れてミスティアの掌へ!
「これはパープルオーブ? でも紫のオーブは前に手に入れてるし……。
それに比べたらこっちは色も濃いし赤っぽいけど、レッドオーブって色じゃないし……。
んー。ピンクオーブ、かな?」
【ミスティアは ピンクオーブを 手に入れた!】
ミスティア
「これで全部揃った……、で、どうなるの?」
オーブを持ったまましばらく待ってみましたが、何も起きる気配はありません。
集めることばかりに夢中で、オーブを揃えた後のことを意識していなかったミスティアでした。
夕日も沈み、辺りは急に暗くなってきました。
「ここにいてもしょうがないし、帰って王様に聞きに行こ……。」
と、オーブをカバンに閉まったその時、カバンが突然輝き、一条の光を発しました!
6つのオーブが触れあったことでオーブに秘められた魔力が解放されたのです!
カバンからの光は、北の方角を指して真っすぐ伸びています。
「あっ、思いだした!!王様がずーっと前に、『もしも6つ全てを手にできたなら、王国の北にある……』って言ってた!
きっとその場所を指してるんだ!」
(次回に続く)
~天空の城~
ミスティア
「なんて……圧倒的なの……!」
ついに最後のステージである天空の城に辿りついたミスティアは、
城の真下に広がるツタの足場から、宙に浮かぶ巨体を見上げて思わず声をあげました。
城の外周をぐるりと取り囲む鉄条網、その内側には魔法で封じられた扉が無数に並びます。
物理面でも魔法面でも鉄壁の防御態勢。無言の圧力。
正面突破は難しそう。ミスティアはツタをうまく足がかりにして天空城の本体に飛び乗り、
どこかに潜り込めそうな場所はないか探します。
そのまま天空城の最上部まで登ってきたところで、ちょうど下からは死角だった場所に魔法のカギが無防備に置かれているのを発見します。
カギを取ったミスティアは、鉄条網を何とか潜り抜け、入手したカギを使って、
城内部の扉を次々と開けていきます。中央も間近です!
(これでクリアなんてずいぶん拍子抜け、もしかして罠?)
そう思ったミスティアの悪い予感は的中しました。
城の中心部、宝物があると予想した場所には、ごく普通のバルーンと魔法の扉があるばかり。
扉を開けて進み続けると、突然青空が広がり……城の反対側まで突き抜けてしまいました!
鉄に囲まれた要塞全部が囮だったのです!!
オーブはいったいどこに?
辺りを必死に探すと、天空城の更に上に、ツタの切れ端が不自然に浮かんでいるのが見つかりました。
「あれはぜったい怪しい……何とかつかまれれば……」
飛び移るには足下の高さが僅かに足りません。
飛行魔法はもちろん使えず、鉄の要塞が動く気配もまったく無し。
城の最上部に、足場を積み上げるより手段はなさそう。でもどうやって?
(お城の中にあったバルーンは足場になりそうだけど、バルーンを持ったまま鉄条網はくぐれないし……。
あれ?良く見るとお城の真下だけ鉄条網がない……!?)
防御の隙に気づいたミスティアは、カギを巧く使って城の真下に風穴を開け、
ここからバルーンを次々と運び出して行きます。
(ふう、これくらい運び出せばいいかな。あとは足場を組み上げていけば……、
ってこんなの本当に届くの?)
ミスティアの立っているツタの足場から空中城の最上部まで、その落差は優に数十メートル。
巨大な城を外側から囲むような櫓の組み立ては、想像しただけで恐ろしい難題です。
(持ってきたおやつはまだ残ってるし、とにかくやってみよ……)
(次回に続く)
魔力球が横一線に並んでいた第二隔壁までと違い、
巨大な菱形を描くようにして魔力球が斜めに交錯します。
魔力球の上にはオブジェが遍く乗せられ、頼りとなりそうな足場は他にまったく見当たりません。
ミスティア
「これは……手強い……! でも私には……!」
そうつぶやいたミスティアの片手には、図書院で書き写したヒンデミット伯爵の探検手帳。
ヒンデミット伯爵は、かつて天空の城を訪れたことがあったのです。
仕掛けを破るための完全な手順こそ書かれていないものの、伯爵の書き残した文章は探索のヒントに溢れていました。
もっとも、他人が残したヒントは、それを使う者に確かな実力があって初めて活きるもの。
ギルド近くのステージ制作で自分自身と向き合ったことが、ミスティアを確実に成長させたようです。
ヒントを読み解きながら、最終隔壁に挑んでいきます。
ミスティア
「えっと、まずは左上から……」
「最大のポイントは左の魔力球からの右上への脱出……」
「残ったオブジェで、右側への道を作って……できた!!」
最後の魔力球にミスティアの手が触れたとき、突然閃光が走りました。と同時に、
天空の城を取り囲んでいた球状の魔法バリアが目視できるようになったかと思うと、急速に膨らみながら目の前に迫ってきます!
時間が止まったような感覚に襲われたミスティアは瞬きひとつできないまま、
強力な魔力場が体を貫いていくのに身を任せ、一瞬記憶が途切れ、
そして我に返ったときには辺りは平穏そのものでした。
ミスティア
「……ビックリした! ……体はなんともないみたい? あっ、メモが無い!」
慌てて見回すと、遠くに手帳の写しと思われる紙が舞っています。さっきの衝撃で飛ばされたに違いありません。
取りに行こうとホウキで急いで飛び立ったミスティアでしたが、背後に気配を感じて振り向くと、そこには再形成をはじめる魔法バリアと緑の最終隔壁が!
ミスティア
「どうしよう、あれが無かったら……、だけどそれじゃあ……!」
―これは他の誰でもない私の冒険―
意を決したミスティアは、閉じようとするバリアの隙間に飛び込んでいきました。
(次回に続く)
ミスティア
「……空飛ぶホウキと、お気に入りの三角帽子と、」
ギルドが進めていた王都近郊の探索は、天空の城とそれを囲む緑の隔壁を前にして停滞中。
ミスティア
「……オーブは壊れないようにカバンに入れて、」
これまでにミスティアが集めたオーブは5つ。
残すオーブも最後の1つとなりました。
ミスティア
「……ギルドの面倒な手続きの紙も一通り出したし、探検手帳の写しも持った、」
その最後のオーブが天空の城にある、という噂を聞いたミスティアは、
探索に行くことをギルドに届け出て(このまえはギルドに書類を出さずに緑の隔壁に飛び込んでいったのです)、
ミスティア
「……探検道具一式、それからおやつ、持ち物準備 OK!」
長くなるであろう探検に備えた支度を済ませ、今まさに秋空に飛び立とうとしていました。
ミスティアの冒険もいよいよクライマックスです!
~緑の隔壁~
天空の城を目指す探検家を阻む緑の隔壁。その実体は、一直線に並んで浮かぶ大量の緑の魔力球。
すべての魔力球に触れることで初めて、天空の城を囲む見えない魔法バリアが解除されて先に進める仕組みとなっているのです。
魔法バリアがあるうちは、魔力場のために飛行魔法は使用不可能。
空中のために安定した足場はほとんど無く、バルーンやジャンプ台のオブジェを飛び移りながら、魔力球に一つ一つ触れていくしかありません。
少しでも手順を間違えれば、魔力球が残ってしまうか、オブジェに埋まってしまうか、
それとも足を踏み外してそのまま落下か……。
そうかといって、慎重に進むだけで切り抜けられるほど甘い仕掛けにはなっておらず、
この前はあえなくリタイアしたミスティアでした。
が、今回は違いました。
緑の隔壁の攻略を続けるミスティアの片方の手に、
高いところから落下してくるバルーンが、そのまま吸いつけられるようにして収まります。
持ち上げ魔法は静止しているオブジェにしか効かないはずなのに!
実はこれこそが、探検家の間で秘技とされ、限られた人間しか使いこなせない「空中キャッチ」。
落下途中のバルーンやジャンプ台をも、手に引き付けてそのまま持ち上げることができるという技です。
さらにミスティアは、持ち前の身軽さを活かして、ジャンプ魔法と持ち上げ魔法を絶妙なタイミングで連携させ、
数ある空中キャッチの中でも特に難度の高いバリエーションを次々と決めていきます!
ミスティア
「あとはオブジェを順番に積んで……今回はいける!」
こうして緑の第一隔壁、第二隔壁を相次いで突破し、緑の最終隔壁がミスティアの目の前に現れました。
(次回に続く)
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