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カテゴリー「おすすめ度 ★」の30件の記事

2022/04/13

nu_n_notami10 / 縄張り氷窟

nu_n_notami10nu_n_notami10bar扉の枚数に対して鍵が沢山。そしてゴール地点の下の扉の左下にはアイスブロック……。ということで、いわゆる死神扉のトラップが仕掛けられているステージです。

「邪魔になるので取れたら楽なのになー」な鍵が山ほどありますが、殆ど取れません。そのお陰で通行の不便性は凄まじく、オブジェを運ぶ際の制約が非常に多いです。

特に厄介なのが左下の扉の開け方とジャンプ禁止ブロックの上にあるマジカルボールの取り方。辺りに配置されている鍵が取れないので手段は限られます。

クリアする方法は大きく分けて2通りあります。意図解ルートは「こんなことができるのか」と大きな衝撃を与えてくれるでしょう。

ヒント
別解ルート・ヒント
意図解ルート・小ヒント
意図解ルート・大ヒント
(あろん)

2022/03/09

ark5 / 可能性の池

ark5ark5barあーくさん作だとark2以来の超が付く難しいステージです。個人的には最上級判定なんですが、他の方のコメントを拝読すると、多分上級なんだろうなぁと……。

さて、中央上、扉左のマジカルボールを取るのが非常に難しいです。扉左のマジカルボールを取る方法は色々考えられます。

鍵は2本。対する扉は3枚です。扉下のバルーンを使うならマジカルボール右の扉は開けられません。マジカルボール右の扉を開けるなら扉下のバルーンは使えません。どちらが正解でしょうか?

正解以外の方法は扉左のマジカルボールは僅かに手が届かないか、取れたとしても他の部分が成功できずに詰みます。しかもどの方法も『正解っぽく見えてしまう』ため、「この方法は絶対に届かない」と断言するのが非常に困難です。

様々な可能性の果てに正解を見つけ出せることができるでしょうか?ちなみにわたしは恥ずかしながらark2ほどではないですが、約29時間掛かりました……。

攻略ヒント
(あろん)

2022/01/05

pinas96 / 筍

pinas96pinas96bar「この桁違い……ガチ〇チガイ……ガチタケノコ」(回文)

このステージには大苦戦した。それこそ個人的には「極」評価を付けても良いと思えるほどだ。なんとなく解きやすそうな見た目であり、正解ルートを探し当てる問題としては考えられるルートはそれほど多くない。その判断が油断に繋がった部分もありそうだが、純粋に難しい。pinasさんの作品は見た目が美しいだけでなく、内容も非常に洗練されており、たまに人為的なパーツが見られてもそれがダミーという事すらあり、思い込みは命取りだ。今回どうかは伏せておくが、ひとつ生き残るためのアドバイスをしておくなら、ゴール前の地形はよく確認しておいた方が誤ったルートでいたずらに悔しい思いをしないで済むかもしれない。(せいゆう)

2022/01/01

ark2

ark2ark2_bar「ダミー無理無理!無意味だ!」(回文)

ペンシルパズル界のダークエバンジェリスト、あーくさんの2作目。何よりもまずステージ画像を見てほしい。質素な使用パーツにサイズも控えめなこの作品は果たして難しく見えるだろうか。みすばるレギュラーの代表格であるVさんは攻略中、何も信じられない精神状態に陥り、攻略サイトを運営しているAさんは40時間もの間、ステージ内を彷徨い続けた。実際にプレイしてみるとわかるのだが、何をやっても解けそうに見えるこの小さなステージは、何をやってもギリギリで解けない。そして、あらゆる局面においてさまざまな可能性が溢れている事に気付くのだ。製作者のセンスの高さが伺える豊富なダミールートと秀逸なミスリード。あなたは果たして自力で解けるだろうか……?(せいゆう)

2021/12/29

pinas112 / 蜜柑

pinas112pinas112bar「蜜柑、マジばれない解。正解なれば自慢、神!」(回文)

モチーフは「蜜柑」だが、凶悪な難易度で挑戦者を悉く灼き尽くしたために「太陽」と呼ばれている。製作者であるpinasさんが「仕掛けのほとんどをデザインが作ってくれた」と述べているように、配置があまりに自然であるために、純粋なパズルなのか特殊技を使うのか、何を取るのか残すのか……と、なかなか意図が見っかんない。ゴール下部にある2個のボールが非常に取りづらく、しかもゴールの位置がかなり高いので、苦い思いをするはずだ。攻略のカギはラストボールがどれかを見破る事。正解のボールから逆算してギミックが見えてくれば最高の「良い予感」を味わえるだろう。一度灼かれたプレーヤーも未完に終わらせず、是非ジューシーな作意に辿りついて欲しい。 (せいゆう)

2021/04/07

Roy13

roy13roy13barステージの攻略が進むにつれて、折重なった魅力が次々と明らかになる傑作です。

まずは緩やかな左右対称が目に飛び込みます。ステージの左側にはバルーン4個があって、ちょうど対になる位置にジャンプ台が設置されています。そのほかのパーツも概ね左右対称になっています。

カギや扉の多さが迷路系のステージを予感させます。まずはカギを1本取ってスタートです。途中で手詰まりになっても、再挑戦して次は少し動き方を変えれば、前より遠くまで進めるような程よい手応えです。とりあえずバリア解除までは易しいかと思います。

バリア解除後にステージを見渡すと、最上段のゴールまでどうやって登るかが課題です。ボールの位置を考えると、ステージのほぼ最下段からずーっと登ってくることになりそうです。豊富なハシゴを飛び移っていけば一番上の列までは行けそうに見えるんですが、このルートだと最後に禁止ブロックの餌食に! そうすると他のルートということになるんですが、左右それぞれ1個だけ孤立したボールがある列が曲者です。バリアが消えるとこの列には足場がまったく無くなってしまうわけで、どこに手掛かりを求めるかが容易に見えないと思います。

改めてバリア解除の瞬間に着目すると、最上段からオブジェが降ってきて、しかもかなりの距離を落下します。このステージの作者がRoyさん、というのはもはや常套句といえますね。Royさんはいったいどんな狙いをこのステージに仕掛けたのか、まるで宝物探しのようです。

ギミックがある前提でステージを分析すると、どのボールも怪しげに思えてくるから凄いものですね。単にバリアを解除するだけならステージ左下と右下エリアは無視できるのですが、この区画はクリアにどんなふうに関係するのかも気になります。

relakkumaさんが「名作家の横顔」で、Roy13を「自由度が高く、製作難度は極のはずです。別解なく作成できるスキルが凄すぎます」とご紹介されていました。

迷路を回る楽しさと、緩やかな左右対称が生み出す味わい、そして攻略ヒント、これら3つを、Royさんが非常に高いレベルで融合させた作品です(水響)

2016/05/04

kuu10_110 / 霧の樹林

Kuu10_110 Kuu10_110bar みすばる界のビッグネームが、公式掲示板で絶賛!

「幻想的な雰囲気と強烈なパズルジレンマが見事」 (relakkuma さん) 
「デザイン、パズル要素、ともに素晴らしいステージです☆ こんなステージを待っていた!!」 (vanillaice さん) 

まず、並進対称性が高いステージデザインが素晴らしいです。青バルーンがその最たるもので、斜め方向に2マス(より正確な表現をすれば2√2マス)の間隔で綺麗に並んでいます(例によって青バルーン扱いされたミスティアはご立腹のようです(笑))。 それ以外にもハシゴやバリアブロックなど、ステージ中に登場するほとんどすべての仕掛けは、一定の規則性に沿って並んでいます。それらの繰り返し間隔単位は、青バルーンの繰り返し間隔単位(縦横4マス、斜め2√2マス)に沿うようにして、全体として絶妙に美しいデザインを形成しています。

そしてもちろん、ステージの持つ傑出したパズル性が、おすすめ度★たる所以です。ボールを全部集めて左上のゴールへ。たった7個を集めるだけで良く、一筆書きルート探しの簡単なステージのように思えます。ところが実際に攻略してみると、思いがけない深さが分かってきます。

どれか1つのボールに注目してみましょう。そのボールがある区画からは、上下左右の区画に通行できるような構造になっているわけですね。初期状態だと大抵の方向に出入り可能ですが、通行するときに、ボールを取るなり、バルーンを動かすなり、牢屋を消費するなり、何かしらの変化が起きます。そうすると、その区画の出入りに制約が加わります。「制約が加わる」のであって、1回しか通れないのではない、というのがミソです。区画自体が1回しか通れないなら文字通り一筆書きの経路を探せばいいわけで、これならパズルとしては単純。そうではなくて、区画を通過できる方向性に制約が増えていくがゆえに、単純な一筆書きではない奥深さが生まれているのです。

そういう複雑さを持ちながらも、実際にプレイしてみると、ボール7個のうち6個までなら、割とすんなりと取れます。もうすぐ解ける!と思って再プレイしたくなります。なかなか7個目が取れなくてステージの手強さが分かってくるけれど、粘って頑張っていると7個全部取れるようになります。これでクリア? と思ったら今度はゴールできない(笑)。ゴールできる形にしたうえで7個取らないといけないんですね。こういう感じで、もう少しでクリアできる、とプレーヤーに思わせておきながら、実際にはゴールまでは結構遠い。これもまたパズルの奥深さというものです。

クリア手順自体も傑作にふさわしいです。並進対称性が高いということは、ともすれば同じ動きの繰り返しで解けてしまいかねず、そうであればパズルとしては面白味に欠けてしまいます。でも、このステージはそうなっていません。ステージの通行制約をぎりぎりで切り抜けるために、あの手この手を駆使して、味わい深い解法です。(水狂)

2016/05/03

vanillaice112 / トリックアート

Vanillaice112 Vanillaice112bar 「1マスも隙間なく敷き詰められたステージで、制作者は vanillaice さん。これはきっと超難問だ……あれ?初中級?間違ってない?」

「何をおっしゃるお客さん、間違ってはおりません!初心者さんはともかくとして、それ以外の方は必ずクリアできる!もしクリアできなかったら全額保証!(※みすてぃっく☆ばる~んはフリーゲームです) 騙されたと思って、さぁレッツトライ!!」

実際このステージは凄い構想作です。同じようなアイデアを考えた方は他にもいたかもしれませんが、その構想を芸術的な作品に昇華したところに大きな価値があります。敷き詰めも単調な配置ではなく、タイルやオブジェがまったく縦横に並ばない入り組んだ配置になっていて、ステージをたどると感じる技術力。コンベアと牢屋で見事にルートを絞っているうえに、解除後のちょっとした展開まで仕込んであるなんて!

難易度の高いステージほど必然的に完成度も上がるのでおすすめ度が高くなりやすいのですが、このステージは例外と言えます。みすばる普及用のステージとして個人的には一押しですね。こういうステージでご新規さんをみすばるワールドにがっちり惹きつけるのだ……!(水狂)

2016/05/02

pinas7

Pinas7Pinas7bar ステージに使われている素材が究極的に簡素でありながら、内容の何と充実していることでしょう。

このステージに使われているのは、バルーンと、ジャンプ台、それから1セットのカギ扉。これだけです。バリアブロックは、このステージにおいてはカベと全く同じ働きをしますから、パズル的にはバリアは無いも同然です(たぶんデザインを良くするためにバリアを使っているのでしょう)。食べ物の表示欄に喩えてみれば、本ステージは、「原材料名:バルーン、ジャンプ台、カギ、扉」となります。(kuu10 さんがバレンタインチョコステージのときに使う表記法ですね^^ ) 。このシンプルさは、もしかして、みすてぃっく☆ばる~ん無印本編のステージ1に匹敵する?と思って調べてみると、ステージ1は「原材料名:バルーン、ジャンプ台、カギ、扉、ハシゴ(!)」。 驚いたことに、この pinas7 ほどにシンプルな素材で構成されているステージは、本編ステージには1つも無いことが判明しました。

それほどにシンプルでありながら、内容は非常に豊かです。まず所要時間が長い!私がプレイしたときの、スタートからクリアまでの所要時間が実に35分です。攻略にトータルでかかった時間のことではないですよ? クリアに至ったラストプレイ時に、ミスティアがスタートからゴールに到達するまで動いている時間が35分! 途中でかなり手間取ったプレイングでしたので短縮の余地は大きいとはいえ、最適手順でも20分ほどはかかると思われる長編となっています。

ゴールの位置は遥かに上空。ゴールにはジャンプ台で飛び上るとしても、それとは別に、扉を開けるための足場も要ります。扉を開けるということは、右側最上段経由で大量のオブジェを持ち込むしかない・・・。ということはステージ中央の、初期配置では何もない列を使って、少しずつ少しずつオブジェを持ち上げていく!?想像するだけで途方もない展開です。

平凡なやり方ではすぐに手詰まりになってしまいます。オブジェ1個の高さを1段上げるために、別のオブジェ2個の高さが1段下がる・・・みたいな展開に陥りがちです。そんなやり方では明らかに失敗、何とかしてオブジェ全体の高さを純粋に上げる方法を見つけましょう。巧いやり方があるものです。

やり方が分かってからも、単調な繰り返しではなく、ジャンプ台―バルーンの並びには細やかな注意を終始要します。オブジェを持ち上げていくための骨組みはとても美しい構造になっていて、これはぜひ皆さんご自身で体験してほしいと思います。そして1マス単位での細かなパズル要素は、ラストのラストまで。それをうっかりすると、私のように最後の最後で泣きを見ることになります!

みすばるの基本はバルーンとジャンプ台。その基本をひたすら突き詰めた先の、芸術的頂点といえるステージです。(水狂)

2016/01/17

ko_relakkuma14

Ko_relakkuma14_2 Ko_relakkuma14bar 「2012」とボールで描かれた大傑作です。作品発表はもちろん2012年。そして私の2016年みすばる初プレイはこのステージでした(笑)

ボールを回収するところからして難しいです。左右の端からステージ上段に戻れる回数が結構少なく、手順が前後するとボールの取り残しが発生してしまいます。ジャンプ台を早めに落として上段に戻る回数の足しにしたいところですが、そのためにはカギが必要。で、カギを取るならカギの上に乗っている青バルーンはもれなく落下します。この青バルーンはステージ中段の足場にもなっているので欠けるのは痛手です。

試行錯誤してボールを何とか取り切ったら、今度はゴールへのカギ2本確保が課題として立ちはだかります。素朴に考えれば左右端のカギを両方取ってゴールへ向かうのがカギ配分です。でも実際には、下段が禁止ブロックばかりでカギには届かないし上段のゴールへも向かえないし、と散々なことに。だとしたらダミーカギがある?序盤戦でジャンプ台を解放しなければ、その分のカギはゴール用に取っておくことができます。果たしてジャンプ台無しにボールを取りきれるのかどうか??

バリアブロックで封じられているステージ中央の青バルーンも厄介です。解除までは動かしようがないくせに、解除した直後に縦に2個積み重なってまた動かせなくなるという……。このバルーンが使いものにならないと後半のカギ回収のためのオブジェは圧倒的に不足しますが、機転を利かせてバルーンを使えるようにしたとしてもオブジェはまだ不足する有様です。いったい何がどうなっているのやら。

ボールで描く文字がパズルに直結して、ステージ全体は左右対称をベースに整っています。しかも意図解は緻密な手順が延々と続く濃密さ。relakkumaさんが、このステージとその双子作である15番をもって小熊作品の区切りとしたのも頷ける大作です。(水狂)

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