Roy13
ステージの攻略が進むにつれて、折重なった魅力が次々と明らかになる傑作です。
まずは緩やかな左右対称が目に飛び込みます。ステージの左側にはバルーン4個があって、ちょうど対になる位置にジャンプ台が設置されています。そのほかのパーツも概ね左右対称になっています。
カギや扉の多さが迷路系のステージを予感させます。まずはカギを1本取ってスタートです。途中で手詰まりになっても、再挑戦して次は少し動き方を変えれば、前より遠くまで進めるような程よい手応えです。とりあえずバリア解除までは易しいかと思います。
バリア解除後にステージを見渡すと、最上段のゴールまでどうやって登るかが課題です。ボールの位置を考えると、ステージのほぼ最下段からずーっと登ってくることになりそうです。豊富なハシゴを飛び移っていけば一番上の列までは行けそうに見えるんですが、このルートだと最後に禁止ブロックの餌食に! そうすると他のルートということになるんですが、左右それぞれ1個だけ孤立したボールがある列が曲者です。バリアが消えるとこの列には足場がまったく無くなってしまうわけで、どこに手掛かりを求めるかが容易に見えないと思います。
改めてバリア解除の瞬間に着目すると、最上段からオブジェが降ってきて、しかもかなりの距離を落下します。このステージの作者がRoyさん、というのはもはや常套句といえますね。Royさんはいったいどんな狙いをこのステージに仕掛けたのか、まるで宝物探しのようです。
ギミックがある前提でステージを分析すると、どのボールも怪しげに思えてくるから凄いものですね。単にバリアを解除するだけならステージ左下と右下エリアは無視できるのですが、この区画はクリアにどんなふうに関係するのかも気になります。
relakkumaさんが「名作家の横顔」で、Roy13を「自由度が高く、製作難度は極のはずです。別解なく作成できるスキルが凄すぎます」とご紹介されていました。
迷路を回る楽しさと、緩やかな左右対称が生み出す味わい、そして攻略ヒント 、これら3つを、Royさんが非常に高いレベルで融合させた作品です(水響)
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