herohero10

heroheroさんが織り成す「究極の練り込みパズル」、とにかく自分にとっては衝撃的で「herohero2」同様、思い出深い別格の作品です。広い空間系（障害物は少な目）の中で配置そのものはシンプルですが、それが逆に本ステージの持つ奥深さを際立たせます。この名作集サイトから　herohero　さんの自作面紹介サイトに行けますが、ご本人曰く「自作面の中で最もオブジェを酷使するステージ」と言うことで、最初から最後までオブジェ運搬の魅力（魔力？）に虜となる展開が待ち受けております。上段・中段・下段とそれぞれで卓越したパズル読解力が必要となりますが、とにかく右下の鍵をどうやって取得するのか。その方法があまりにも画期的かつ斬新であり、みすばるの世界が秘めたる「無限の可能性」と言うものを思い知らされます。その衝撃のトリックは数年を経た現在でも vanillaiceさんが応用例を試行錯誤されるなど、改めて時空を超えるみすばるの素晴らしさに感動しております。

ここから攻略に関するコメントです。あっさりテイストですが、自力で解かれたい方はスキップしてください。
その１ まず、中央付近における序盤のオブジェ解体ですが、慣れないプレーヤーにとってはこの作業そのものも難しいです。と言うのも、本ステージはたった一つのオブジェも無駄にできないシビアさが要求され、打消し等を駆使しながら少しでも後の展開を考慮しながらオブジェを左側に救出していきます。そもそも解除が必要なのか？　左上の梯子付近以外から上段へのアプローチが存在するのか？　自分は最初にプレイした時、まだ力量不足で混乱して冷静さを失っていましたが、上段エリアに関しては意外と正攻法になっております。
その２ ゴール付近から逆算するとどうもオブジェを最上段に上げないといけないようです。しかもそれは一つでよろしいでしょうか？その割には右下の鍵取得に必要そうなオブジェ数を考えると絶望的な展開が頭をよぎります。しかし、とにかくいろいろ試行錯誤しながらオブジェ配分を行うと、（普通の方法は）諦めるという選択肢も浮かんできます。
その３ ここで以下の点に注意してみましょう。
　　１．左下の梯子の配置に注目
　　２．下から４段目と最下段の配列（交互にコンベアとアイスブロック）は同じですが、これは単なるデザインでしょうか？
　　３．下から５段目は端まで右向きコンベアになっており、下に放り込むためバルーンの足場を作ることは有効でしょうか？

その４ メインのトリックを見破るまでには、きっと相当の時間を要すると思いますが、その分感動と喜びは必ず保証されております。そして、本ステージはメイントリック以外も非常に練り込まれており、意外なオブジェ配分やすり替え、最上段における扉との攻防などなど初見では想像もできないような奥深いパズルがたくさん詰め込まれています。まさに殿堂入り級の名作だと思います！

(relakkuma)