nemoro3 / 魔法力制御

ジャンプ台で飛べる高さが決まっている仕様が生むジレンマを、ステージのあちこちで感じさせる構成です。ゴールの真下にある１マスの出っ張りのすぐ右にジャンプ台を置くと仮定してみます。そのジャンプ台に乗ると、ジャンプした高さは雲に届いて、頭突きで雲が消滅。これではゴールへの足掛かりを失ってしまうことが分かります。かといって、ゴールへ直接ジャンプするには１マス高さが足りません。あと１マス低くか、１マス高くジャンプできればゴールできるのですが、帯に短し襷に長しとはまさにこのことです。

スタート直後の自由度が高く、ステージ各所のジレンマが連関していて、試行錯誤してもなかなか進展しないように思えるかもしれません。でも、巧みなジャンプ台の利用方法に思い至ることができれば一気に見通しが良くなります。１か所の工夫で全てのジレンマを一挙に打ち破り、爽やかな解後感のステージです。（水狂）